菊池行政書士事務所

相続問題にはどんなものがある!?相続手続きで行政書士ができること

 

 

相続問題はどなたにでも起こり得る問題です。
また、特に問題が起こらなくても相続手続きは煩雑で大変な作業です。
ここでは相続問題にはどのようなものがあるか、
相続手続きで行政書士ができることなどについてご紹介します。

 

相続問題とは

相続問題とは相続に関して起こるさまざまな悩みやトラブルのことを言います。

相続問題で多いのは、
・相続人間で遺産分割に関して対立が起こる
・相続税が負担になる
・納税時に現金化できる遺産がなく資金に不安がある
といったもので、相続人間のトラブルの他に、資金面での悩みが大半を占めます。

 

相続人間で遺産分割に関して対立が起こる

相続問題は資産家のような大きな財産を持っている家で起こるイメージをお持ちかもしれませんが、
実際には相続トラブルの大半は5,000万円以下の資産規模で起こっています。
つまり、自分の家は大丈夫と思っていてもいざ相続が発生するとその分配で揉めてしまうことがあるのです。

遺産分割で揉めやすいのは1円単位での分割が難しい不動産の分割です。
トラブルとまではいかなくても、
相続人間でどのように不平等が起こらないように分割したらいいのか悩む方は多くいます。

 

相続税が負担になる

相続人は相続した財産が一定額以上の場合には相続税を支払わなければなりません。
相続税の納税は原則として現金で一括で納めなければならないため、
相続税が相続人にとって大きな負担となることがあります。

 

納税時に現金化できる遺産がなく資金に不安がある

相続財産が不動産だけで現金が少ない場合、相続税のための資金を準備しなければならない、
という問題に直面します。
不動産を売って現金化するのには時間がかかり、また希望価格で売れるかどうかは分かりません。
そのため、相続税支払いのために預金を切り崩して相続税を用意しなければならない、
ということも起こり得ます。

 

相続手続きで行政書士ができること

相続手続きで行政書士ができることは以下の手続きです。
・遺言書作成
・遺言の執行
・相続人調査
・遺産分割協議書の作成
・財産調査や遺産目録の作成
・相続関係図の作成
・戸籍取得
・銀行預金の相続手続き
・株式の名義変更手続き
・自動車の名義変更手続き

行政書士は権利義務に関する書類作成ができる専門家です。
遺産分割協議書の作成や相続人調査、相続財産調査など、
代理人にはなれませんが相続手続きの書類作成を幅広く行ってくれます。

 

相続手続きを行政書士に依頼するメリット

行政書士は争いになっている案件を扱うことはできませんが、
親族間で特にトラブルなく話し合いが進められる状況であれば
行政書士に相続手続きを依頼するのがおすすめです。

相続では被相続人の出生から死亡まで全ての戸籍謄本など、多くの書類が必要になります。
行政書士は戸籍謄本の取り寄せや金融機関の残高証明の取得など、
個人では手間のかかる作業もスムーズに行ってくれます。
これらの書類をもとに、遺産分割協議書や相続関係説明書の作成も行います。

また、行政書士に依頼するメリットとして、報酬設定がリーズナブルな点も挙げられます。
相続人間で争っている場合は弁護士、不動産登記は司法書士の担当分野ですが、
特に争いもなく不動産財産がないまたは登記は自分で行う、という場合は行政書士に依頼した方がお得です。

 

相続手続きは専門家に依頼するとスムーズに

行政書士は権利義務に関する書類や事実証明に関する書類作成の専門家です。

相続手続きは役所や金融機関を行き来して書類を多く集めなければなりません。
これらの作業を相続人が行うのは非常に大変です。
行政書士に依頼すれば書類の取得や作成などはプロが行ってくれますので、
不備もなくスムーズに相続手続きが進みます。

相続手続きに不安がある場合は一度行政書士事務所に相談してみてはいかがでしょうか。